大邱世界陸上は中華料理禁止=禁止薬物混入の可能性を考慮―香港メディア

Record China    2011年8月25日(木) 0時3分

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27日開幕が目前に迫った大邱世界陸上。選手村の食事に中華料理が用意されないことが明らかとなった。中国の食品には「痩肉精」などの禁止薬物が含まれている可能性があるためだという。写真は今年6月、吉林省で行われた痩肉精使用者の公開裁判。

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2011年8月23日、鳳凰網によると、27日開幕が目前に迫った大邱世界陸上で、組織員会は「史上最も成功した大会」を目指して、ヒト、モノ、カネを投入している。選手村の食事も例外ではないが、中華料理が用意されないことが明らかとなった。中国の食品には「痩肉精」などの禁止薬物が含まれている可能性があると主催者が懸念しているためだという。

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痩肉精とは塩酸クレンブテロールなどの薬品の総称。ブタに投与すると赤身肉の比率を増やすことができるが食中毒症状を示すことがある。またドーピング薬物として指定されているため、痩肉精が含まれる肉を食べたアスリートが検査に引っかかり、出場停止処分を受けるトラブルも起きている。

大邱世界陸上組織員会はこうした事情をかんがみ、中華料理の提供を拒絶する方針を示している。食べ慣れない洋風料理か韓国料理しかない状況は中国人選手にとってマイナスだと評している。

ちなみに先日閉幕した深センユニバーシアードに韓国選手団はキムチ200箱を持ち込んだ。中国側が同様の対策をとるか、韓国が食品持ち込みを受け入れるかは不明だという。(翻訳・編集/KT)

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