高級食材「ツバメの巣」に亜硝酸塩、安全基準の350倍も―中国

Record China    2011年8月17日(水) 8時4分

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15日、浙江省工商局は、高級食材として珍重される「燕窩(ツバメの巣)」のうち、最高品種の「血燕窩」に高濃度の亜硝酸塩が含まれていたと発表した。写真はツバメの巣料理。

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2011年8月15日、浙江省工商局は、高級食材として珍重される「燕窩(ツバメの巣)」のうち、最高品種の「血燕窩」に高濃度の亜硝酸塩が含まれていたと発表した。中国の各メディアが伝えた。

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同局が「血燕窩」の販売店約491カ所でサンプルを収集したところ、1キログラム当たり平均で4400ミリグラム、最高で11000ミリグラムが検出された。最高で国家基準の350倍に達したことになる。

調査対象は主にマレーシア産で、福建省アモイ市、広東省、四川省、北京市、香港の漢方薬卸商を経由し輸入されていた。

鳥インフルエンザの影響で、中国向けの「燕窩」の輸出国はシンガポール、マレーシアの2カ国となっている。大部分はマレーシア産で「燕窩」年産量は約600トン。うち9割が中国向けに輸出される。市場関係者によると、品質ランクで特上品クラスの「血燕窩」と「黄燕窩」はほぼ全部が偽物。業者が低品質の「燕窩」も亜硝酸塩を添加し、色合いを特上品に似せて作ったものという。

中国の食品法によれば、亜硝酸塩はハムなど肉類製品の発色剤、防腐剤として、少量のみ使用が許される。少量でも含有物を長期に食すれば、発がんの危険性が高まる恐れがある。(翻訳・編集/JX)

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