日本企業が中国にレアアース製造工場=輸出規制への対抗措置として―英メディア

Record China    2011年8月15日(月) 16時17分

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12日、中国のレアアース輸出規制を憂慮した日本のメーカーが供給不足を解決するため、中国に製造工場を建設していると英メディアが報じた。写真は中国内モンゴル自治区包頭のレアアース採掘場。

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2011年8月12日、ロイター通信は、中国のレアアース輸出規制を憂慮した日本のメーカーが供給不足を解決するため、中国に製造工場を建設していると報じた。14日付で環球時報が伝えた。

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記事は、このようなやり方を用いればメーカー側は安くレアアースを仕入れることができ、それを製品化して輸出することができると指摘。これは日本の一部の会社が「探し出したばかり」の方法だと紹介した。

記事によると、スマートフォンやタブレットPCの生産で重要な役割を担うレアアースの価格が、中国が昨年、輸出規制を始めてから急騰。これを憂慮した日本のメーカーが生産基地を中国に設けた。レアアースの一種であるネオジム磁石の原材料を確保するのが狙いで、この会社は他に米国企業とも供給契約を結ぶとしている。

また、別の日本のメーカーはネオジム系レアアース磁石の原料である磁石用合金の中国での生産能力を増強すると発表した。中国に持つ合弁会社の生産能力を現在の2000トンから3000トンに5割引き上げるという。

だが、一方で記事は、日本企業のこうしたやり方はハイテク製品の生産技術の流出につながる恐れがあると指摘。特にハイブリッドカーに使われるネオジム磁石の応用技術は、中国が今最も欲しい技術。記事は、そのため、こうした技術を持つ日本企業が中国に合弁会社を設立することはかなり歓迎されていると伝えた。(翻訳・編集/NN)

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