2011年7月12日、温家宝首相が主催する国務院常務会議は、豚肉価格の上昇が物価高の原因になっているとして、供給拡大に向け養豚業の支援を実施することを確認した。中国の各メディアが伝えた。

それによると、一定規模の大型養豚場の建設を促すための財政支出を25億元に戻す。また繁殖用豚1頭当たりに100元を支給する。大規模な養豚を行うと奨励金が支給される県の数を現在の421から500に拡大する。また、病気で豚を処分する際の補助金を、1頭あたり200〜300元増額する。

食肉用豚の価格は今年5月以降に前年同期比で約50％上昇した。消費者物価指数（CPI）は2カ月連続で約3年ぶりの高水準を記録しているため、市場は豚肉価格の動向に注目している。（翻訳・編集/JX）