Record China 2011年7月7日(木) 22時44分
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3日、米紙は中国映画が欧米で受け入れられにくい原因について論じた。写真は中国の大ヒット映画「譲子弾飛」。
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2011年7月3日、米紙ロサンゼルス・タイムズは「中国映画の西側市場における苦境」と題した記事を掲載し、中国映画が欧米で受け入れられにくい原因について論じた。6日付で環球時報が伝えた。
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中国映画「譲子弾飛」(意味=銃弾を飛ばせ)は、中国で昨年末に公開されて大ヒットした。しかし、米国では配給元が見つからなかっただけでなく、ニューヨークで開催されたトライベッカ映画祭での上映時には退場する観客が出るほど不人気だった。また、1976年に河北省唐山市付近で発生した大地震を題材に制作された映画「唐山大地震」は、米国で公開されたものの、興行成績わずか6万ドルに終わった。
こうした状況について、専門家は「国際的なスター不足」と「中国独特の叙事スタイル」を原因に挙げる。また、政治的な配慮の必要性から、審査を考慮した台本作りやロマンチックコメディが多く製作されるという事情も影響している。
一部の関係者は「中国は本国では大ヒットしても世界では相手にされない『第2のボリウッド』になってしまうのではないか」と懸念を示す。チャン・イーモウ(張芸謀)監督も「中国の映画市場が米国に間もなく追いつくという説をよく聞くが、中国映画が国際的な影響力を持つようになるまでにはまだ相当の時間が必要」と語る。
2010年の興行収入を見ると、米国は約106億ドルで、そのほとんどを米国映画が占めている。一方、中国は約15億ドルで、うち40%が米国映画によるものだった。
中国では毎年500部以上の映画が制作され、その数は年々増加しており、利益を上げるためには海外進出が欠かせない。しかし、「譲子弾飛」や「唐山大地震」のような大ヒット映画でさえ、米国だけでなく、欧州やアジア各国でも厳しい状況が続いている。(翻訳・編集/HA)
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