2011年6月6日、浙江省杭州市政府は記者会見し、杭州市建徳市を流れる新安江に化学薬品が大量に流入した事件について報告した。浙江在線が伝えた。

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4日夜、建徳市内の高速道路で、化学薬品フェノール31tを積んだタンク車がエンストを起こし停車した。修理作業中に大型トラックがタンク車に衝突、修理作業中の作業員1人が死亡した。また事故によりタンクが破裂、フェノールの流出事故が起きた。

事故発生当時は大雨が降っていたこともあり、流れ出たフェノールのうち約20tが近くを流れる新安江川に流れ込んだ。この川は杭州市の水源であり、飲料水や工業用水に深刻な影響をもたらすこととなった。下流の取水場では5日夜から取水を停止している。

フェノールは腐食性を持つ劇薬。吸入や皮膚への接触、経口摂取などにより健康被害をもたらす。（翻訳・編集/KT）