北京―上海高速鉄道に実名制を導入、ネットワーク不備で業界困惑―中国

Record China    2011年6月6日(月) 8時25分

拡大

5月30日と31日の2日間、中国鉄道部北京―上海高速鉄道の書記検査が実施され、時速350kmの走行状態及びそれ以下の速度での各システムの作動チェックなどが行われ、合格した。写真は同鉄道。

(1 / 4 枚)

2011年6月4日、新京報によると、5月30日と31日の2日間、6月末開業予定の北京―上海高速鉄道の書記検査が実施された。時速350kmの走行状態及びそれ以下の速度での各システムの作動チェックなどが行われ、合格した。

その他の写真

記事によると6月1日から乗車券の販売に実名制が導入されたが、これが大量の乗車券を前もって確保していた各旅行社の頭を悩ませている。北京市旅行業協会や同市の大手旅行代理店などは、それぞれの責任者を派遣して対応策を協議したが、航空券のように中国全土をカバーする予約システムやネットワークが存在しない鉄道では、乗客名の変更や団体客への発券も極めて不便で、旅行社の負担が大きいとの声が上がった。

北京神舟国際旅行社の幹部によると、中国人は鉄道を利用したツアーに参加する場合、その数日前に参加を決めるのが一般的。だが実名制ではそれが難しくなり、突然のキャンセルが出ても、キャンセル待ちの客にまわすこともできないという。国家観光局総合司は、旅行社側から出された意見を鉄道部で検討させると表明している。(翻訳・編集/中原)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携