中国人労働者がポーランドの高速道路を建設、EUで初―仏メディア

Record China    2011年5月28日(土) 12時7分

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26日、仏メディアは「中国の労働者がポーランドの高速道路を建設、欧州連合(EU)で初めて」と題した記事を掲載した。写真は06年、重慶で高速道路建設に従事する中国の労働者。

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2011年5月26日、仏AFP通信は「中国の労働者がポーランドの高速道路を建設、欧州連合(EU)で初めて」と題した記事を掲載した。環球網が伝えた。

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ポーランドのある農村の心臓部で、約500人の中国人労働者がベルリンとワルシャワを結ぶA2高速道路のために懸命に働いている。こうした光景はポーランドだけでなくEU全土でも初めて見るものだ。ポーランドはEU加盟27カ国中、初めて中国企業に門戸を開き、公共事業を発注した国となった。中国企業は低価格を武器に欧州同業者との競争に勝利した。

工事を受注した中国海外工程集団有限公司(COVEC)はポーランドにとって最も重要な存在だ。同国は2004年にEUに加盟した時、まともな高速道路が1本もなかった。だが、今の目標は2012年までに計1800キロを完成させることである。COVECは欧州初の公共事業を勝ち取るため、50キロあたり13億ズウォティ(約376億円)で応札したが、これは予想価格のおよそ半額だった。

だが、これには地元の道路建設者協会が抗議の声を挙げた。同協会の会長は「絶対に赤字のはずだが、国有企業だからそれも構わないのだろう。彼らの目的はEU進出のきっかけを掴むことなのだから」と不満を露わにした。これに対し、COVEC側は「徹底したコスト管理で価格を下げることに成功した」と反論している。(翻訳・編集/NN)

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