中国IT業界はバブルなのか?上場ラッシュ続くも根強い懸念―中国メディア

Record China    2011年5月8日(日) 15時30分

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7日、新華網は記事「中国IT業界にバブルの不安はないのか」を掲載した。中国IT企業の上場ラッシュが続く一方で、過大評価に陥っていないか、たんなる投機の対象となっていないかとの懸念も浮上している。写真は人人網のトップページ。

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2011年5月7日、新華網は記事「中国IT業界にバブルの不安はないのか」を掲載した。以下はその抄訳。

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現在、中国IT企業の海外上場ラッシュが続いている。動画共有サイト・Youkuやソーシャルネットワーキングサービス・人人網が上場したほか、さらに出会い系サイト・世紀佳縁や動画共有サイト・土豆網の上場も控えている。

Youkuは上場初日、138%上昇という爆発的な株高を記録した。ところが4日後にはほぼ初値にまで戻している。当当網や奇虎360も同様の値動きを見せており、短期的な投機対象とされたことがうかがえる。また、粉飾決算や過大評価、利益モデルが不透明など中国IT企業に対する疑念の声は絶えない。

中国IT業界が上場バブルではとの懸念も根強い一方で、13億人の巨大市場・中国の成長は間違いないと信じる声もある。人人網の大株主でもあるベンチャー投資企業DCMは1999年から中国市場に注目。これまで28社に投資し、うち9社は上場にこぎ着けている。

DCMのデービッド氏は中国の中産階級は近年、急速に成長を続けており、その数は4億人に迫っていると指摘。中産階級だけで米国の総人口を上回る規模であり、彼らこそが中国の経済成長の原動力だと、中国IT企業の将来に楽観的な予測を示した。(翻訳・編集/KT)

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