2011年4月24日、AFP通信は中国で黒塗りのアウディA6が成功や権力の象徴として人気となっていると報じた。上海モーターショーには多くの車種が展示されているが、アウディA6だけを目当てに会場を訪れる人もいるという。27日付で環球網が伝えた。

【その他の写真】

調べによれば、現在全世界で出荷されているアウディA6の半数が中国で販売されているとされ、黒光りするボディーの同車は政府官僚や企業の重役が好む車種となっている。

会社を経営している50代のある男性は「中国人ならみんなこの車に乗りたがる」と話し、「格好良いし、貫禄がある。自分も1台買う予定だ」と語った。一流企業の重役だという50歳前後の男性も、シルバーの標準的なモデルではなくブラックを購入する予定だとし、「黒のほうが重々しく、官僚の多くが黒いモデルを選ぶはずだ」と語る。

アウディA6は当初、政府公用車として使われていたが、その後企業経営者が次々に購入するようになった。市場調査会社シノベイトは、A6シリーズの人気が高まっているのはそのデザインが一般に受け入れられやすいからだと指摘している。（翻訳・編集/岡田）