中国脅威論は中国にも利益をもたらす―香港紙

Record China    2011年4月17日(日) 6時25分

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13日、香港紙・亜州時報は、中国脅威論とそれに伴う米軍の駐屯は中国にとってもメリットがあると説いた。写真は2011年3月、両会開催中の人民大会堂と天安門。

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2011年4月13日、香港紙・亜州時報は、中国脅威論とそれに伴う米軍の駐屯は中国にとってもメリットがあると説いた。以下はその内容。

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地理的位置が国の運命を決定づける。これは避けられないことかもしれない。中国は21の国と地域に隣接しており、そのいずれとも微妙な関係を抱えている。しかも日本、インド、ロシアという中国とは友好関係にない大国も含まれている。

こうした状況下において、中国経済の急成長は大規模な軍備拡張競争をもたらすに十分な要因であろう。それが現実になっていないのは、中国が平和を企図し経済建設に専心しているからだ。

また、他国が中国を警戒する、いわゆる「中国脅威論」は中国にとってもメリットがあるものとなる。もし中国が海外での軍事的プレゼンスを高めようとするならば各国に散在する米国の基地は邪魔なものとなるが、それ以外の観点から見れば米国が中国に変わってアジアの安定を担保してくれており、中国は軍事支出を節約していると考えることもできる。

ともあれ米中が衝突すれば、日本やインドなどは米国側につくと考えられ、中国が立ち向かうことは難しい。中国と隣国との緊張に米国が介入する状況は今後数十年間続く。中国が受け入れなければいけない現実である。(翻訳・編集/KT)

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