狩猟場再開発計画が中止に、動物愛護団体などの反対で―北京市

Record China    2011年4月15日(金) 17時54分

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14日、北京市に2カ所しかない狩猟場のうちの1つで、現在は施設の老朽化などが進み営業停止状態になっている密雲狩猟場の再開発計画が、動物愛護団体などの反対によって中止になったことが分かった。資料写真。

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2011年4月14日、北京市に2カ所しかない狩猟場のうちの1つで、現在は施設の老朽化などが進み営業停止状態になっている密雲狩猟場の再開発計画が、動物愛護団体などの反対によって中止になったことが分かった。新京報が伝えた。

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密雲狩猟場の主な営業種目はクレー射撃と狩猟で、狩猟は敷地内に人工的に放した動物を対象としている。しかし、2000年以降は、施設の老朽化や運営コストの高騰などの原因でほぼ営業停止の状態になっていた。

昨年12月、狩猟場の位置する密雲県政府は、同狩猟場を華北地区最大の狩猟場として再開発することを宣言。再開発プロジェクトへの投資企業招致を開始するなど、社会的に大きな注目を集めるとともに、動物愛護団体などからは批判を受けていた。

その後、北京市人民代表大会の代表委員らは、狩猟場の再開発中止を求める意見を議会に提出。動物愛護団体や代表委員たちの反対の動きに対し、同県政府はこのほど再検討を決定、投資企業の招致を中止した。

今後は自然を生かしたレジャー観光地としての発展を目指す方向に計画変更するとみられているが、同県政府の担当者は「狩猟場で働いている現地住民の就業問題や森林地区借り上げなどの問題が未解決のため、今後の計画についてはまだ明らかにする段階でない」と話している。(翻訳・編集/HA)

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