空港で母親を刺した留学生の精神鑑定請求、母親は「日本が息子を変えた」―上海市

Record China    2011年4月12日(火) 12時45分

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11日、上海に一時帰国した日本留学中の中国人留学生が空港で母親をナイフで刺し、重傷を負わせた事件で、警察当局がこの留学生の精神鑑定を請求したことが分かった。写真は先月17日、日本からのチャーター便で上海浦東国際空港に到着した中国人298人。

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2011年4月11日、上海に一時帰国した日本留学中の中国人留学生が空港で母親をナイフで刺し、重傷を負わせた事件で、警察当局がこの留学生の精神鑑定を請求したことが分かった。地元ニュースサイト・東方網が伝えた。

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事件は1日、日本から上海に一時帰国した中国人留学生、汪(ワン、25)が空港で出迎えた母親(51)と学費の仕送りの件で口論となり、預け荷物のバッグから取り出した果物ナイフで母親を刺したというもの。母親はすぐに病院に運ばれたが、胃と脾臓が破裂するほどの重傷。右手も骨折し、刺し傷は全身9カ所に及んでいた。

汪は日本に留学して5年になるが、この間の学費や生活費はすべて母親からの仕送りでまかなっていた。帰国直前の3月にも2万元(約26万円)を振り込んだばかりだったが、汪が出迎えた母親に開口一番、「金額が少ない」と怒り出したことから口論に発展した。

汪の叔母にあたる母親の妹によると、母親は小さい頃から汪を溺愛しており、欲しいものは何でも買ってあげるなどわがまま放題に育ててきた。以前からその傍若無人な振る舞いが親戚の間でも問題視されていたという。母親は今でも息子をかばい、「日本での辛い留学生活が息子を変えてしまった」などと話している。

一方、警察当局に現行犯逮捕された汪は動機について、「頭の中が真っ白になってしまった」と話している。警察は汪の精神鑑定を行う準備を進めているという。(翻訳・編集/NN)

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