牛乳を飲んだ子どもが食中毒、3人死亡=亜硝酸塩中毒か―甘粛省

Record China    2011年4月8日(金) 20時22分

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8日、中国甘粛省平涼市で牛乳を飲んだ乳幼児が集団食中毒を起こし、3人が死亡、35人が入院していたことが分かった。患者に亜硝酸塩中毒の症状がみられることから、牛乳に混入していた疑いがもたれている。資料写真。

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2011年4月8日、中国甘粛省平涼市で牛乳を飲んだ乳幼児が集団食中毒を起こし、3人が死亡、35人が入院していたことが分かった。患者に亜硝酸塩中毒の症状がみられることから、牛乳に混入していた疑いがもたれている。法制晩報が伝えた。

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記事によると、8日午後8時(日本時間同9時)現在、35人が市内2カ所の病院で治療を受けている。重症の1人を除けば、病状は比較的安定しているという。患者の多くは14歳以下の子どもだった。患者には亜硝酸塩中毒の症状がみられるという。患者はいずれも地元の2カ所の農場から出荷された牛乳を飲んでいることから、牛乳に亜硝酸塩が混入していた疑いがあるとして、当局は農場を閉鎖し、原因の解明に努めている。

亜硝酸塩は「工業塩」と呼ばれる白色不透明の結晶体。ハムやベーコンなどに食品添加物として使われている。毒性は比較的強く、0.3〜0.5グラム摂取すると中毒症状を起こし、3グラムほどの摂取で死に至る。妊婦が摂取すると胎児に奇形などの影響が生じる可能性も高い。(翻訳・編集/NN)

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