帰国派VS残留派、家族からの「帰れコール」に在日中国人たちは…?―華字紙

Record China    2011年4月1日(金) 7時12分

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30日、日本の華字紙は、放射能汚染を心配する郷里の家族・友人からの「帰れコール」にどう応えるべきか、苦悩する在日中国人たちの姿を紹介した。写真は15日、日本から山東省済南の空港に到着した中国人たち。

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2011年3月30日、華字紙・中文導報は、放射能汚染を心配する郷里の家族・友人からの「帰れコール」にどう応えるべきか、苦悩する在日中国人たちの姿を紹介した。

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新浦安の高級マンションに住む朱青(ジュー・チン)さんは78歳になる母親の再三にわたる「帰れコール」に屈し、18日に一旦帰国した。もともと帰国するつもりはなく「チケットが取れない」と言い続けてきたが、震災後、断水したままの生活に不便を感じるようになり、帰国に踏み切った。

「トイレも自宅から800メートル離れた小学校に行かないと使えないんです。飲料水も毎日、自衛隊からの配給に並ばなければなりません」。綺麗なトイレが使いたくて、タクシーで近くのホテルまで行ったこともあった。帰国すれば少なくともこうした不便からは解放される。だが、子どもの新学期に合わせ、31日には日本に戻る予定だ。

一方、中国の家族からどんなに懇願されても帰らない中国人もいる。「天命に従うまでです。人は死ぬ時はどんなに抗っても死ぬ。逆に死なない時はどんなに死にたくても死なないんです」と語るのは孔飛(コン・フェイ)さん。「中国の家族には『自分は運が強いから、そう簡単には死なない』と言って説得しました」と語る。

「地震そのものより、『帰れコール』にいちいち応える方が疲れます」と言うのは娜娜(ナーナー)さん。「たとえ帰るにしても最低2週間は必要です。仕事もあるし、部屋や車、家具だってありますから。『すぐに帰れ』と言われても困ります」と話していた。(翻訳・編集/NN)

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