航空機VS高速鉄道、旅程500km以内で競争激化―中国

Record China    2011年3月2日(水) 9時33分

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28日、航空機と高速鉄道の競争が激化し、旅程500km以内での市場競争率は50%を超えるとみられている。写真は2011年2月、目前に迫った試運転開始に向けて忙しさを増す京滬高速鉄道の建設作業員。

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2011年2月28日、山東商業報によると、中国鉄道部の上層部が汚職容疑で更迭されるなど、このところ中国の鉄道事業に暗い影が落とされているが、それでも内需に応じるかたちで新路線の建設は勢いが止まる気配はない。しかし、これを憂慮しているのは航空業界。近い将来、航空機と高速鉄道の競争が激しさを増すと予想している。

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航空業界にとって、利用者が特に多い北京−上海便は「ドル箱」路線となっているが、これに対し、年内開通が予定されている京滬高速鉄道がどう影響するか。北京と上海を結ぶ同路線は、6月に全線での試運転を開始、営業時速は最高で380kmを予定し、1318kmを約4時間で移動できることになる。この路線が航空機と市場を争うことは間違いないとみられている。

2月24日、中国民用航空局の李家祥(リー・ジアシアン)局長は、旅客流動の面から、高速鉄道と旅客機の市場競争率は旅程500km以内では50%以上、500〜800kmで30%以上、1000km以内で約20%、1500kmで10%になるとの見通しを明らかにしており、今後航空業界と鉄道業界が激しい競争を繰り広げることになると考えられている。(翻訳・編集/岡田)

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