アメリカ人が見た中国、好感度は上昇傾向だが文化的理解は少ない―大学機関調査

Record China    2011年2月2日(水) 11時53分

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1月31日、中国の大学機関が初めて行った国家イメージに関する国際調査の結果が発表された。うち、米国人は中国に対してそこそこの好感度を持っていることがわかった。写真はまもなく年間最大の伝統的休日・旧正月を迎える中国。

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2011年1月31日、中国の大学機関が初めて行った国家イメージに関する国際調査の結果が発表された。うち、アメリカ人による回答部分では、彼らの中国に対する“感情の温度”は47.97℃(100℃を最高とした場合)。米国人は中国に対してそこそこの好感度を持っているようだ。人民日報が伝えた。

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上海交通大学国家イメージ・都市文化イノベーション戦略研究基地が、米国の大学と提携して2010年6〜11月の期間に行った電話調査で、810人の回答を得た。「中国の国家イメージに関するグローバル調査」の結果の一部として、人民日報が報じた“米国人が見た中国”では、全体的な好感度の継続的な上昇傾向、対中関係重視の姿勢が見られたが、同時に、文化面に関する認知度は欠けていることがわかった。

「10年後、中国の影響力はより増している」と回答したのが77%。「中国は国際経済に影響する」が64%、「中国は国際政治に影響する」が61%という結果になったが、それが敵対心に結びついているわけではないようだ。「米中は盟友関係にある」「米中関係については中立的な意見を持っている」と回答したのがあわせて約70%。「米中貿易が破たんしたら、より打撃が大きいのは米国」とする人が約60%にのぼり、彼らの中国に対する好感度の背景に、安くて手ごろな中国製品の影響があると記事では指摘している。

一方、中国の文化面についての認知度は乏しい。「中国は豊富な文化遺産を持っている」としたのは40.6%、「中国に魅力的なトレンドや文化があるとは思えない」としたのは72.5%。「個人よりも家庭の利益、個人よりも集団の利益、個人よりも国家の利益」という個人を犠牲にする考え方や、「どんなに間違っていても年長者や両親の意見を優先する」という中国の伝統的な価値観などに関し、文化面では個人主義の米国人と相容れない部分が多いだろうと記事は分析している。(翻訳・編集/愛玉)

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