米国(禿鷹)と中国(巨龍)が南アジアの覇権をめぐり激しい対決―バングラデシュ紙

Record China    2011年1月14日(金) 14時10分

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9日、バングラデシュ紙は「禿鷹と巨龍の抗争」と題した記事で、米国はインドを懐柔して中国の影響力を抑えつけようとしていると報じた。写真は中国の象徴・龍。

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2011年1月9日、バングラデシュ紙デイリー・スターは「禿鷹と巨龍の抗争」と題した記事で、米国はインドを懐柔して中国の影響力を抑えつけようとしていると報じた。12日付で環球時報が伝えた。以下はその内容。

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中国の国家主席がワシントンを訪問し、米大統領と会談を行う。2人の首脳が解決すべき問題は山積みで、恐らく世界の政治経済、平和と安定を確保するための戦略目標を定めるものと思われるが、残念なことにある重要な問題について言及することはないだろう。

それは、両大国が南アジアで展開している「21世紀の大抗争」についてである。両者は会談中でも相手の同地域における一挙手一投足を注意深く見守るだろう。この戦略的抗争において、米国(禿鷹)は慎重にインド(象)を懐柔し、ともに中国(巨龍)に立ち向かおうと目論んでいる。

これは、帝政ロシアと大英帝国が展開した中央アジアの覇権をめぐる「グレート・ゲーム」を思い出させる。今回の抗争でもインドと南アジアが再び舞台の中心となったが、両者がインドに興味を示す理由は覇権を手に入れるためではない。米印両国の目標は中国のアジアにおける影響力と実力を抑えつけることなのである。

彼らが奪い合っている利益はどれほどなのか?それは、毎年インド洋を経由する2600億ドル相当の石油と天然ガスだ。石油の供給がストップすればアジア各国の工場が輸出停止に追い込まれる可能性もある。そうなれば、西側諸国も大変な停滞に陥るだろう。

米中両国は抗争の存在自体を否定するに違いない。だが、禿鷹はインド洋の上空で旋回しながら、象が巨龍に近づきそれを抑えつけるのをじっと見ているのだ。(翻訳・編集/NN)

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