2010年12月21日、韓国紙・東亜日報によると、韓国の不動産や観光業界、株式市場などが中国からの投資で潤っている。一部の専門家は韓国政府に対し、さらなる投資を呼びこむために中国とより親密な外交関係を築くよう求めているという。環球網が伝えた。

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韓国の調査機関のデータによると、今年の中国からの投資額は、11月までで37億ドル（約3096億円）に達しており、昨年1年間の2倍以上の規模になっている。中でも注目を集めているのが中国富裕層の済州島への不動産投資で、現地では「島全部が中国人に買い占められる」との噂さえ広がっているという。中国から韓国への観光客も増加しており、09年の130万人から今年はすでに160万を超えている。

しかし一方で、科学技術などで特色を持つ韓国の中小企業などへの投資はあまり進んでいない。関係者は「中国からの投資を増やすためには、中国の資産に対する偏見を無くす必要がある」と語る。また、一部の専門家は韓国政府に対し、外交上で中国とより親密な関係を構築するよう求めているという。（翻訳・編集/HA）