伝説のUMA「野人」は存在しない!?発見された体毛は偽造品だった―中国紙

Record China    2010年12月2日(木) 21時18分

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1日、京華時報は記事「専門家談:神農架の野人は存在しない=野人の毛はすべて偽造されたものだった」を掲載した。ネッシーと並び称される世界的なUMA・野人は捏造だったという。写真は神農架の野人博物館。

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2010年12月1日、京華時報は記事「専門家談:神農架の野人は存在しない=野人の毛はすべて偽造されたものだった」を掲載した。

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湖北省の自然保護区・神農架。この地にはネス湖のネッシーと並ぶ世界的なUMA(未確認生物)野人が住むと伝えられている。これまでに数多くの目撃例があるほか、足跡や体毛までも発見されている。全く知られていない未知の類人猿の可能性があるとして、大規模な科学的調査も行われたことがある。

今回、京華時報の取材を受けたのは、1977年の調査隊の一員であり、野人研究の第一人者として知られる周国興(ジョウ・グオシン)氏。その説明によると、現地目撃者の証言はまちまちでしっぽがあるかないかという特徴すら人によって異なっていた。

周氏は野人のものと伝えられる骨や標本を数多く収拾している。中には野人の体から切り落としたというものまであったのだとか。しかし、ほとんどがサルのものだったという。神農架の野人は赤い毛に覆われているとの伝説もあるが、収拾した毛はすべて染色されたものだった。

今、再び大規模な野人調査を提唱する声が上がっているが、周氏は否定的な立場。調査を推進する人々は商業的な話題作りをしようとしているだけだと批判し、大金を投じていもしない野人を追い求めるぐらいならば、神農架の動物を研究するべきだと提言した。(翻訳・編集/KT)

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