中国の富裕層が競って購入、「ワインバブル」発生の恐れ―米メディア

Record China    2010年11月28日(日) 9時2分

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18日、米誌ビジネスウィークは、中国人富裕層のワインブームにより、「ワインバブル」が発生する可能性があると報じた。写真は南京で行われたフランス産ワインの利き酒会。

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2010年11月18日、米誌ビジネスウィークは、中国人富裕層のワインブームにより、「ワインバブル」が発生する可能性があると報じた。24日付で環球時報が伝えた。

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香港で今年開催されたワインオークションの成約額は、09年の約2倍にあたる1億2000万ドルに達した。この額は香港のワイン輸入関税がゼロに引き下げられた2年前の約4倍に当たる。また、世界中の希少価値の高いワインのうち、4本に1本は中国本土や香港、台湾の収集家が所有しているとも言われる。

国際的オークション会社のサザビーズとクリスティーズは、今年の香港でのワインのオークション成約額はニューヨークとロンドンの合計成約額を超える規模になると見込んでいる。クリスティーズのワインオークション担当者、エースウッド氏は「去年から、どんな価格でも購入したいとの希望者が現れ始めた」と中国のワイン市場の過熱ぶりを語る。

深センのワイン商、劉(リウ)さんは「香港で1本3ドル(約250円)で仕入れたワインが、中国本土では15倍の300元(約3750円)で売れる。消費者はいくらでも出す」と証言する。

エースウッド氏は「オークション参考価格の4〜5倍の価格で成約した場合、買方の市場知識を疑わざるを得ない」と語り、中国の富裕層がワインを競って購入する現象に、ワインバブルの発生を懸念している。(翻訳・編集/HA)

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