中国人留学生による不正事件再び、フランス語話せない学生も多数―フランス

Record China    2010年11月16日(火) 18時10分

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12日、フランスメディアによると、パリ第13大学が中国人留学生による組織的な不正を地元裁判所に提訴していたことが分かった。写真は広東省で押収された偽造書類や印鑑。

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2010年11月12日、フランスのラジオ局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)の中国語版ウェブサイトによると、パリ第13大学が中国人留学生による組織的な不正を地元裁判所に提訴していたことが分かった。15日付で中国新聞社が伝えた。

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フランスでは09年、トゥーロン大学の経営管理学校で中国人留学生が賄賂を贈り、修了証書を不正に買い取っていた問題が発覚したばかり。その数は4年間で数百人規模に上り、今年9月には責任者が当局に拘束された。

パリ第13大学は12日、必要な書類を提出せずに多数の中国人留学生が入学していた問題を7月に地元の裁判所に提訴していたことを明かした。同大によると、09年に同大に在籍した中国人留学生は500〜600人だが、うち10%は入学時にフランス語の能力試験の結果や高校の卒業証明書を提出しておらず、フランス語を全く話せない学生も多かった。

中国人ネットワークのあっせんで2000〜3000ユーロ(約22万〜33万円)を支払えば、書類が不備でも同大に入学できるような仕組みになっていた。すでに同大の担当者2人と教員1人が懲戒処分を受けている。背景には政府から多額の補助金を受け取るために学生数を増やしたい大学側が不正を知っていながら目をつぶっていたこともあるようだ。(翻訳・編集/NN)

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