中国の人権問題に口出しせず、仏大統領の我慢に中国が数百億ドルの“ご褒美”―独メディア

Record China    2010年11月11日(木) 20時41分

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7日、ドイツメディアは、2年前に中国のチベット問題を批判したフランスのサルコジ大統領が今や中国に屈したと論評した。写真は4月30日、上海万博開幕式に出席したサルコジ大統領夫妻。

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2010年11月7日、ドイツメディアは「中国首脳がフランスに号令する」と題した記事を掲載した。10日付で環球時報が伝えた。以下はその内容。

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2008年のチベット騒乱やサルコジ仏大統領とダライ・ラマ14世の会談問題で、仏中関係は低迷を続けてきた。しかしそれから2年、サルコジ大統領は忍耐心を発揮し、ついに中国首脳の好意を勝ち取ることに成功した。

サルコジ大統領が選んだのはドイツや米国とは異なる道で、中国の民主化運動家・劉暁波(リウ・シャオボー)氏のノーベル平和賞受賞について口をつぐむことであった。その忍耐は今、結果となって帰ってきた。胡錦濤(フー・ジンタオ)中国国家主席のフランス訪問期間中、フランスはエアバス機の発注など数百億ドルもの契約を獲得した。

フランス野党のリーダーたちは驚くべき事に、サルコジ大統領の「現実路線」を称賛している。唯一、反対を唱えたのは左派新聞の「リベラシオン」だけだ。「サルコジ大統領は08年に『チベット人は他の人々と同様、自由を得るべきだ』と発言した。しかし今では『中国はフランスの戦略的パートナーである。将来の超大国ではなく、すでに超大国だ』と話している」と批判している。(翻訳・編集/KT)

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