深刻化する排ガス汚染、スモッグ発生が年200日以上の都市も―中国

Record China    2010年11月6日(土) 10時17分

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5日、世界一の自動車大国となった中国だが、排気ガスによる大気汚染も深刻化。一部地域では年間200日以上もスモッグが発生している。写真は浙江省寧波市の交通渋滞。

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2010年11月5日、世界一の自動車大国となった中国だが、排気ガスによる大気汚染も深刻化。一部地域では年間200日以上もスモッグが発生している。法制日報が伝えた。

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中国環境部が発表した「中国自動車汚染予防・治療年報(2010年度)」(年報)で明らかになった。中国は2009年に自動車の生産・販売ともに世界一となったが、その分排ガス汚染も深刻化。全国113の環境保護重点都市のうち、3分の1が「空気の質」の合格基準に達していない。

一部では酸性雨やスモッグ、光化学スモッグなどが頻繁に発生、年に200日以上に達する地域もある。その原因は自動車の排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)や粒子状物質だ。2009年に中国全土で排出された汚染物質の量は計5143万3000トン。その内訳は一酸化炭素(CO)4018万8000トン、炭化水素482万2000トン、窒素酸化物583万3000トン、粒子状物質59万トンとなっている。

中国環境部によると、排ガスは中国の大気汚染の大きな原因の1つ。今後はさらに排ガスに対する規制を強め、大気中に排出される汚染物質の量を減らしたいとしている。(翻訳・編集/NN)

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