2010年10月21日、香港の中国評論新聞社によると、シンガポールのリー・シェンロン（李顕龍）首相が米CNNの開局30周年記念イベントに出席し、「中国経済の発展がアジア全体を活性化している」と語った。

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リー首相はCNN開局30周年記念イベントで、CNNが開局した1980年当時に「アジア4龍」（韓国、香港、台湾、シンガポール）の経済成長が加速したことや、その後のインドネシア、マレーシア、ベトナムによる追随、そして中国の改革開放などを振り返り、中国経済の発展はとりわけアジアにとっても、世界にとってもきわめて重要な出来事になったと語った。

さらにアジアの安全保障については、米国の存在が大きく貢献したとした一方、北朝鮮が潜在的な脅威となっていると指摘し、中台間の緊張については台湾・馬英九（マー・インジウ）総統の登場により緩和されたとした。また、尖閣諸島のような領土問題についてはこれからもたびたび発生する可能性を指摘したが、武力衝突に至ることはないだろうと語り、領土問題は国際法にもとづいた平和的解決を模索すべきだと話した。（翻訳・編集/岡田）