2010年10月20日、米コンサルティング大手のベイン・アンド・カンパニーはこのほど報告書の中で、国際高級ブランド品市場が金融危機以前の水準を取り戻しつつあるが、これに中国が大きく寄与していると指摘した。北京晨報が伝えた。

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この調査は、世界の高級ブランド品市場の動向について同社がイタリアの業界団体から委託され毎年行っているもの。報告書では、10年の高級ブランド品の売上高は前年比10％増加し、1680億ドルに達すると予想。過去1年間で中国における高級ブランド品の売上高は30％増加し、5年連続で世界3大高級ブランド品市場となったが、同じく主要市場である日本は過去1年間で売上高が1％減少した。

高級ブランド品市場は金融危機で大きな打撃を受けたが、徐々に以前の水準を回復しつつある。過去1年間で米国市場も売上高が12％増加し、アジア市場も22％増加。特に中国市場の成長が著しく、中国人観光客が海外で購入する割合も急速に増えており、中国が市場を牽引していると指摘した。（翻訳・編集/岡田）