<尖閣問題>日中対立は欧米の利益に合致、両国はその思惑にはまらず友好を図れ―SP華字紙

Record China    2010年10月4日(月) 17時55分

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シンガポール華字紙・聯合早報は中国系米国人の歴史学者・譚中氏のコラム「『人軽々しくは絶縁せず、智者軽々しくは恨まず』=平和を以て貴しとなす日中関係を作り上げよ」を掲載した。写真は9月27日、日本巡視船と衝突した中国漁船船長。

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2010年10月1日、シンガポール華字紙・聯合早報は中国系米国人の歴史学者・譚中氏のコラム「『人軽々しくは絶縁せず、智者軽々しくは恨まず』=平和を以て貴しとなす日中関係を作り上げよ」を掲載した。以下はその抄訳。

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尖閣問題に怒る中国国民がネットに日本軍侵略の写真を掲載して抗議している中、各国の新聞は火に油を注ぐかのような報道を続けている。彼らは「東アジアが混乱しないことをこそ、恐れている」のだ。日本軍の中国侵略時期に生まれた者として、私にも反日的な感情がある。

日本人には人種的優越意識がある。第二次大戦後、米国を中心とした欧米「列強」はドイツのナチズムを徹底的に消滅させることを決めたが、一方で天皇を象徴とする日本の「武士道」精神は残した。欧米のアジア統治の手助けをさせるためにだ。日本は世界でも数少ない、虚栄心が極限にまで高まった国。ベストセラーとなった「ジャパン・アズ・ナンバーワン」に描かれているように、日本民族のおごりは敗戦によっても消えることはなく、ドイツのように徹底的な反省を行っていない。

「もし日本車を買えば、将来中国を蹂躙する日本の戦車はおまえが作ったことになる」。中国のネットで広がる反日感情に、しかし本気で取り合ってはならない。日中の経済的互恵関係は両国の友好を保障するものとなった。日本も100年前の日本ではない。反戦と平和を求める世界になったのだ。

そも「日中両国は一衣帯水の隣国」である。日本人の祖先である「和(倭)族」はもともと中国人。「同文同種」の両国は必ずや恒久的な友好国となるだろう。東アジアの安定を恐れる一部欧米人は、日中友好がアジアの勢いを増し、欧米列強が人類の命運を決める旧時代を駆逐してしまうと不安を感じている。ゆえに日中友好を破壊しようとしているのだ。我々アジアの知的エリートはこうした陰謀を破壊しなければならない。(翻訳・編集/KT)

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