中国経済は間もなく崩壊する!?悲観論者はなぜ消えないのか―米誌

Record China    2010年10月2日(土) 18時46分

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9月27日、米誌フォーブス(電子版)はGady Epstein氏のコラム「なぜチャイナ・ベアーは絶滅しないのか」を掲載した。写真は今年5月、不動産市場引き締め政策施行後、閉店した深セン市内の不動産仲介業店舗。

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2010年9月27日、米誌フォーブス(電子版)はGady Epstein氏のコラム「なぜチャイナ・ベアーは絶滅しないのか」を掲載した。10月1日、環球時報が伝えた。以下はその抄訳。

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中国の未来に関する議論において、チャイナ・ベアー(中国経済悲観論者)はきわめて生命力が強い生物だ。マイケル・ペティス教授は「輸出と投資への過度の依存」は中国の消費者の利益を損ね、中国はおそらく第二の日本になると予想している。ビクター・シー教授は、地方政府のインフラ建設は過剰な借り入れによって実現したもので、持続不可能だと主張。10年近くも前に著書「やがて中国の崩壊がはじまる」を発表したゴードン・チャン氏は、融資によって支えられた成長は遅かれ早かれ突如崩壊すると見ている。

なるほど「チャイナ・ベアー」の数は決して少なくないようだ。私もかつては中国の投資詐欺を取り上げた「チャイナバブル」、工業の生産過剰問題に着目した「中国は衰退に向かうのか」などを書いてきた。ところがそうした悲観的な予測と裏腹に中国経済は二桁成長を記録。大企業は株主に大きな利益をもたらしてきた。こうした現実はチャイナ・ベアーたちを嘆かせているが、しかしまだ彼らは死に絶えていない。

現在のチャイナ・ベアーたちにはある秘密がある。それは彼らが着目しているのは目前の問題ではなく、ある程度の先の将来だということだ。債務の増加、浪費的な支出、オフィスビルの空室率上昇、不動産価格の暴騰……。こうした問題は確かに存在する。だがそれは中国経済が明日にも崩壊することを意味しているわけではない。閉鎖された貨幣体系の中では、政府は数兆ドルもの資金を注ぎ込むことができるのだ。チャイナ・ベアーの多くは、こうした対策は危機の発生を防止できたとしても長くは続かないと言っている。まさにこうしたロジックがチャイナ・ベアーが絶滅しない原因だ。彼らは明日の予測が外れたとしても、その次の明日が待っていると言い立てる。中国政府は避けられない破滅の到来を遅らせているだけだと。しかし、長年にわたり再三再四、間違え続けてきたチャイナ・ベアーの信念にも揺らぎが生じているだろう。今、チャイナ・ベアーは生存の危機に立たされている。(翻訳・編集/KT)

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