2010年9月26日、インド紙「ザ・ヒンドゥー」は記事「恐怖だけが私たちを包囲することができる」を掲載した。30日、環球時報が伝えた。以下はその抄訳。

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先月、インドのシン首相は「大国がインド洋地域に影響力を拡大させている」と発言した。中国を念頭に置いたものと受け止められている。最近、インドでは、中国軍がアラビア海にいたる陸路を獲得するのではとの懸念や中東へといたるインドを包囲する海洋ルート「真珠の首飾り」戦略の脅威が声高に叫ばれている。

もっとも中国がインド、パキスタンと新たな戦線を開くための準備をしていると考えるのは、ほとんど現実味のない考えだ。ネパールにせよ、スリランカにせよ、バングラディシュにせよ、そしてパキスタンにせよ、インド周辺の国家は文化的、言語的、歴史的にインドと深い関係を持つ。故に中国を含め、いかなる超大国もインドを包囲することはできないだろう。唯一、私たちを包囲できるものは恐怖だけなのだ。（翻訳・編集/KT）