<東京ゲームショー>コンパニオンの「美人度」から見る日中ゲーム業界の違い―中国メディア

Record China    2010年9月23日(木) 16時18分

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21日、幕張メッセでこのほど開催された東京ゲームショーについて、網易は「東京ゲームショーの三つの疑問=私たちに何をもたらしたのか」と題した記事を掲載した。写真は2010年東京ゲームショーのソニーブース。

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2010年9月16日から19日にかけ、千葉市の幕張メッセで、世界最大級のゲームショーの一つ、東京ゲームショーが開催された。21日、網易は「東京ゲームショーの三つの疑問=私たちに何をもたらしたのか」と題した記事を掲載した。以下はその抄訳。

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第一の疑問は「日本のゲームは没落したのか?」。東京ゲームショー最大の注目点は新作ゲームの発表だが、中でも最大の注目作はカプコンの「デビルメイクライ4」。スタイリッシュなキャラクターたちを操る人気アクションゲームシリーズだが、今作のキャラクターは「あまりにかっこ悪い」と一部で不評を買っている。また、日本伝統のRPG市場が縮小する中、はやりの米国的なアクションゲームを開発する企業も増えているが、本場・米国のモノマネに堕しているものも少なくない。その一方で、「重鉄騎」や「真三国無双6」など期待の新作の発表もあり、「衰えた」とはいえ「死に絶えた」とまでは言えないようだ。

第二の疑問は日本製オンラインゲームの中国進出の可否。先日、スクウェア・エニックスの新作「ファイナルファンタジー14」の中国展開が発表された。中国本土のネットゲーム市場は空前の規模で成長を続けており、今後も各社の大作が中国に進出するとみられている。しかし中国人ユーザーの好みに合わせるためには大がかりなローカル化が不可欠。日本企業がパートナーとする代理運営企業の力も問われることになる。

第三の疑問は「東京ゲームショーは中国ゲーム業界関係者に何を与えてくれたのか?」。毎年、東京ゲームショーが終了すると、日本のコンパニオンの質が低下しているとバカにする人が必ず現れる。中国最大のゲームショーであるチャイナジョイは、ゲームの展示会というよりもほとんど美女の博覧会と化しているだけに、その違いは明らかだ。

しかし、日本のゲームショーでは、ゲームの紹介がメイン。コンパニオンの仕事もゲームや操作方法の紹介がメインで、ステージの上でポーズをとっていればいいというものではない。経験が必要な仕事であり、それも中国よりも年齢が上のコンパニオンが多い理由となっている。また今年は多くのブースでコンパニオンの写真撮影が禁止されていた。中国では人気コンパニオンは芸能人の仲間ともいえる存在。こうした中国事情は日本人には理解できないものかもしれない。

今や中国はゲーム大国となった。2009年のゲーム協会産業規模は45億3000万ドル(約3830億円)と日本の154億ドル(約1兆3000億円)とはかけ離れているが、04年から14年までの年平均成長率は18.1%の高水準に達すると予想され、世界最速のペースで拡大する。しかし品質面では見劣りするゆえに、ゲーム大国であってもゲーム強国とは言えない。市場の健全な成長は華麗な話題作りではなく、高品質の製品を作ることにある。ゲームショーはその国のゲーム産業の縮図。東京ゲームショーとチャイナジョイを見比べることで、中国のゲームメーカーは自分たちの本職は何か、もう一度考え直してもらいたい。(翻訳・編集/KT)

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