バイト探しに奔走する在日中国人、その希望が絶望に変わる時―華字紙

Record China    2010年9月19日(日) 9時20分

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16日、新宿のハローワークを訪れる中国人の数が急増している。アルバイト・パートを探す学生や主婦は多いが、なかなか仕事が見つからないのが現状のようだ。資料写真。

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2010年9月16日、日本の華字紙・中文導報によると、在日中国人のアルバイト探しがきわめて困難な状況にあるという。

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東京の新宿にあるハローワーク(職業安定所)には外国人専用の「外国人雇用支援・指導センター」がある。その利用者の多くが中国人であることから、ここでは常時中国語の通訳を用意。主にアルバイトやパートの斡旋をしているが、今年7月と8月に同センターを訪れた中国人は前年同期比で60%も増加しているという。

留学生や主婦、日本人の配偶者という中国人たちにとって、日本でのバイト探しは容易ではない。有名私立大学を優秀な成績で卒業した中国人留学生の柳(リウ)さん(女性)の希望する就職先は外資系銀行だったが、すべて書類選考で落ちた。そこで大手家電メーカーの面接を受けたがこれも全滅。結局、今年5月に小さな貿易会社から内定をもらい、なんとか帰国の危機を免れた。

私費で日本に語学留学している中国人の中には、両親からの仕送りだけで生活している人も少なくない。親の負担を少しでも軽くしようとアルバイトを探すが見つからず、求人の張り紙がある店を探してはいきなり飛び込み、経営者に直接かけあって仕事を探す学生も増えている。だがこの方法の成功率もきわめて低い。主婦の場合はさらに困難で、ハローワークで紹介された店に意気揚々と面接に出かけ、現場の雰囲気から「不採用」とわかり意気消沈して帰宅する毎日を繰り返す中国人女性もいるという。(翻訳・編集/本郷)

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