「1日2〜20ドル支出」がアジアの中産階級、中国で着実に増加―アジア開発銀

Record China    2010年9月14日(火) 7時55分

拡大

12日、中国で中産階級が着実に増加していると、アジア開発銀行が報告書で指摘している。写真は上海のモーターショーで高級車を見る高所得者ら。

(1 / 4 枚)

2010年9月12日、新京報によると、「中産階級は着実に増加している」とアジア開発銀行(ADB)の取りまとめた報告書で専門家が指摘している。

その他の写真

新華社の報道によれば、ADBのまとめたアジア・太平洋地域についての報告書で「アジア中産階級の台頭」という章が設けられ、アジアの発展途上国で中産階級が急速に増加しており、欧米が世界消費の主流だったこれまでの経済構造が変わる可能性もあると指摘されている。

しかし、報告書ではアジアの中産階級は「1日あたりの支出が2〜20米ドルの層」と定義づけられ、これに基づくと中国で中産階級に属する人の数は8億1700万人にも上ることになる点が問題視されている。これについてADBエコノミストのダグラス・ブルックス氏は「アジア全体における定義で、中国に限定したものではない」とした上で、「中国では1日あたりの支出が4〜10ドルの層が増加している」とし、中産階級が着実に増加していることを改めて指摘した。

中国の専門家からは、中産階級の規模や収入は急速に高まっているものの、1人あたり平均収入は世界的にはまだまだ立ち後れており、消費の不足、所得分配や貧富の格差拡大など一連の問題も指摘されている。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携