ニューリッチになるための3大経路、最短は官僚等の地位利用による起業―中国

Record China    2010年9月14日(火) 17時5分

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12日、中国で形成されているニューリッチ層の多くが、何らかの政治的特権によって財を築いているという。写真は浙江省浙江商人研究会。

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2010年9月12日、新華網によると、中国で形成されているニューリッチ層の多くが、何らかの政治的特権によって財を築いているという。

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記事によると、中国の富豪は次の3つの種類に区分される。第1は、ゼロから自力で財産を築き、競争を勝ち抜きながら10年あるいはそれ以上の時間をかけて富豪の仲間入りを果たす人々。典型的なのは浙江商人や広東商人で、一族で事業を起こし、中国市場の底辺を支える業界で切磋琢磨する。

第2は、政治的特権を利用して起業し、ビジネス界で成功する人々。江蘇省南部の商人が典型で、地方政府内のコネクションによって企業の指導的幹部に加わり、その企業を上場させて実権を握るのが彼らの手法だ。もともとは広東省恵州市政府委員会によってTCL指導部に派遣され、後にその実権を握った李東生(リー・ドンション)が代表的人物と言えるだろう。

第3は、政府と太いパイプがあるか、本人や家族が官僚である場合。“政治資本”を自由に利用することができる彼らは、政府の許認可が必要な貿易や基幹産業、エネルギー産業などに容易に参入することができる。不動産開発業で財をなすのも、この種の人々が多い。

記事は、政界と経済界が癒着し、一部の政治権力者やその家族が産業を壟断する中国のビジネス界を変えるには、高額の相続税を課し、法律などによって政界と経済界との結びつきを制限する先進諸国を参考にすべきだと指摘した。(翻訳・編集/津野尾)

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