旧日本軍の遺棄化学兵器、廃棄作業が開始―江蘇省南京市

Record China    2010年9月2日(木) 11時11分

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1日、旧日本軍が中国に遺棄した化学兵器を廃棄する作業が江蘇省南京市で始まり、記念式典が行われた。平岡秀夫・内閣府副大臣が日本政府を代表して作業の開始を宣言した。写真は06年8月、黒竜江省黒河市内の中学校で発見された旧日本軍の遺棄砲弾173発。

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2010年9月1日、旧日本軍が中国に遺棄した化学兵器を廃棄する作業が江蘇省南京市で始まり、記念式典が行われた。平岡秀夫・内閣府副大臣が日本政府を代表して作業の開始を宣言した。人民網が伝えた。

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あいさつに立った平岡副内閣相は、「日本政府は『化学兵器禁止条約』および日中両政府が交わした覚書に従い、遺棄化学兵器の処理に努めてきた。本日、南京で廃棄作業が始まったことは、処理事業が発掘・回収から新たな段階に入ったことを意味する」などと述べた。

一方、中国政府を代表して式典に出席した中国外交部の張志軍(ジャン・ジージュン)副部長は、「遺棄化学兵器は日本の軍国主義が中国侵略中に犯した重大な罪の1つ。1日も早く廃棄することは、住民の命や財産、生態環境に対する脅威や危害を取り除き、戦争で負った心の傷を癒やし、中日関係の健全で安定的な発展を促進する」と述べ、日本側に積極的に協力する姿勢を示した。

式典にはこのほか、化学兵器禁止機関(OPCW)の関係者も出席した。(翻訳・編集/NN)

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