まだ大きい日中の教育格差=勉強偏重で責任感、生活力に乏しい中国―日本華字紙

Record China    2010年8月23日(月) 11時51分

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21日、日本華字紙・日本新華僑報は、日中青少年のマナーや礼儀の差を描き、話題となったルポ『夏季キャンプの比較』を執筆した中国青少年研究センターの孫雲暁副主任のインタビュー記事を掲載した。写真は今年5月、南京市。大学入試直前の高校3年生。

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2010年8月21日、日本華字紙・日本新華僑報は、日中青少年のマナーや礼儀の差を描き、話題となったルポ『夏季キャンプの比較』(1993年)を執筆した中国青少年研究センターの孫雲暁(スン・ユンシャオ)副主任のインタビュー記事を掲載した。以下はその抄訳。

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『夏季キャンプの比較』発表から17年、中国の教育も大きく改善したが、なお問題が残ると孫副主任は指摘する。第一に、青少年が責任感を欠いていること。勉強さえすれば後は何をしてもいいという親が多いため、わがままで無責任になってしまうという。第二に、勉強偏重の生活から基本的な生活能力に乏しいこと。企業の人事部も「80後」(1980年代生まれ)の学生が責任感に乏しく、現実的な能力を欠いていることを不満に感じている。

また、日中の教育にはまだ差があるとも孫主任は指摘する。意外なことに肉体面、健康面での違いが大きいという。日本の青少年は中国よりも睡眠時間が長く、学校給食で栄養ある食事をとり、また運動量も多いことが要因だという。まさにこの3点こそが中国の教育にとっての課題となっている。

孫主任は、健康な肉体こそ教育の第一目標であり、日本の若者は社会的実践能力、生存能力で中国人の若者より優れていると協調した。また何が他人の迷惑になるかもよく理解しており、自立心や責任感、セルフコントロールでも中国を上回っているという。(翻訳・編集/KT)

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