<レコチャ広場>日中のGDP逆転、飛躍を目指す中国が直面する「2つの罠」

Record China    2010年8月23日(月) 7時8分

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18日、「中国は日本とはまだ大きな差がある」と題した記事が中国のブログサイトに掲載された。写真は中国・南京の清掃作業員。

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2010年8月18日、「中国は日本とはまだ大きな差がある」と題した記事が中国のブログサイトに掲載された。以下はその抄訳。

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今年第2四半期、日中のGDPは逆転した。これを契機として、中国経済の台頭に関する評論が次々と登場。同時に中国はさらに大きな責任を担うべきだと主張する声も上がっている。日中のGDP逆転をどのようにとらえるべきか。

なるほど中国経済の勢いは強く、今後のさらなる成長も予想されている。東部と中西部の経済格差があるため、労働コスト上昇に伴う産業移転も国内が主な対象となり、日本のような空洞化は起きないだろう。しかしこれはすべて中国経済が今後、産業構造転換を成功させることを前提にした話だ。

2009年、中国の1人当たりGDPは3566ドル(約30万5000円)。歴史的に見て1人当たりGDP5000ドル(約42万8000円)まで成長する国は多いが、その先に達することができる国は少ない。過去20年間で5000ドルから2万ドル(約171万円)まで飛躍した国は韓国とシンガポールしか存在していないのだ。

中国が5000ドルの壁を越えるためには2つの罠を回避しなければならない。第一にラテンアメリカモデル。ブラジルやアルゼンチンは腐敗が横行し、一部利益集団と政府が密接な関係を持ち、経済の活力を失わせた。第二の罠は日本のバブル経済。早すぎた資本開放と長期間続けた金融緩和により、資産バブルを発生させてしまった。バブルがはじける時が経済成長が終わる時となる。(翻訳・編集/KT)

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