小・中・高校生の7割以上が睡眠不足、事故や自殺、うつ病の引き金に―中国

Record China    2010年8月21日(土) 11時2分

拡大

19日、中国の小・中・高校生を対象に行った調査で、70%以上が睡眠不足と判明した。勉強や習い事に追われる子供たちの就寝時間は遅くなる一方だという。写真は中国河南省の小学校で行われた睡眠指導の授業。

(1 / 4 枚)

2010年8月19日、中国の国営ラジオ放送局・中国中央人民広播電台が放送したニュース番組「央広新聞」によると、中国の小・中・高校生の70%以上が睡眠不足の状態にあるという。人民広播網が伝えた。

その他の写真

上海交通大学付属新華医院の研究チームが中国の9つの省と都市に住む小・中・高校生を対象に実施した睡眠に関する実態調査の結果、小学生の平均睡眠時間は9時間10分、中学生は8時間6分、高校生は7時間9分と判明。さらに高校生の100%が「昼間眠くて仕方ない」と答えていることがわかった。

新華医院の顔崇(イエン・チョン)准教授は「児童や青少年の睡眠不足は彼らの発育全般に影響を与える」と指摘。情緒不安定や社会適応能力の低下を引き起こすだけでなく、不眠や睡眠障害を招く危険性があるという。さらに、極端な睡眠不足は「事故や自殺、うつ病、多動や衝動的行為の引き金となる」と話している。

睡眠不足の子供が増加する原因について保護者の多くは、「授業の予習・復習や課題だけでなく、ピアノやバイオリンといった習い事にも時間を費やしているため」と答えている。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携