中国は経済成長を犠牲にエネルギー浪費問題を解決する―米メディア

Record China    2010年8月13日(金) 16時28分

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9日、米ブルームバーグ社は「中国は成長を犠牲にする危険を犯し、工業部門のエネルギー浪費問題を解決する」と題した記事を掲載した。資料写真。

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2010年8月9日、米ブルームバーグ社は「中国は経済成長を犠牲にする危険を犯し、工業部門のエネルギー浪費問題を解決する」と題した記事を掲載した。環球網が伝えた。

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中国政府は現在、エネルギー使用量の高い工場を閉鎖し、環境保護を強化している。記事は「この影響で7月の工業生産高は下降するだろう」と予測する。

中国のエネルギー消費量の削減目標について、専門家は「経済成長の一部を犠牲にしても目標を達成するのか、政府にその勇気があるかどうかが今まさに試されている」と指摘する。エネルギー利用効率の悪い工場の閉鎖は、中国の成長を支えてきた輸出を大幅に減少させることにつながるからだ。

一方、経済学者は「中国の工業生産高は昨年9月以降、春節(旧正月)の時期を除いてすでに最低レベルまで落ちてきている」と予想しており、政府による工場閉鎖の効果がすでに表れてきているとみている。

記事は「中国政府の目標は、環境汚染を引き起こす重工業に対する経済発展の依存度を制限することにある」と指摘する。

実際に、中国の第2四半期(4−6月)の経済成長率は、第1四半期(1−3月)の11.9%から10.3%へと落ちてきている。資源大手リオ・ティントのトム・アルバネーゼCEOはかつて「中国の持続可能かつ適切な経済成長率は8〜9%の間だろう」と語っており、中国政府の今後の舵取りが注目されている。(翻訳・編集/HA)

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