ファーンバラ国際航空ショー、中国の新型戦闘機とミサイルが主役!?―シンガポール紙

Record China    2010年7月26日(月) 17時15分

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23日、中国の戦闘機やミサイルが世界の軍事関係者から大きな注目を集めている。第2の軍事輸出国・ロシアとの間で緊張感も高まっているという。写真は中国がパキスタンと共同開発し、ロシア製エンジンを積む梟龍(FC−1)戦闘機とパキスタン軍人。

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2010年7月23日、英国・ハンプシャーで最終日を迎えたファーンバラ国際航空ショーで、中国の戦闘機やミサイルが世界の軍事関係者から大きな注目を集めている。海外のあるメディアは「今回のショーの主役の座は中国に奪われるだろう」と評したという。台湾・中時電子報の報道をシンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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ロシアの軍事ニュースサイトによると、中国はパキスタンと共同開発した新型戦闘機・梟龍(FC−1)と雷電(JF−17)の合計150機について、パキスタンと販売契約を結んだ。これにより中国は新型戦闘機の輸出機数で米国、ロシアに次いで第3位につけているという。ロシアの研究機関は、06〜2013年までの8年間に世界で取引される新型戦闘機数は少なくとも1276機(総額807億700万ドル)と推測されている。06〜09年に出荷された新型戦闘機は476機に過ぎず、残りの800機は2010年からの4年間で販売される計算になり、各国の販売競争がさらに激化するとみられる。

一方、最新戦闘機の販売をめぐって中国とロシアの間では政治的な駆け引きも行われている。中国の梟龍(FC−1)がロシアの戦闘機「ミグ」「スホーイ」などの地位を脅かしているという理由から、ロシアは中国へのRD−93型航空エンジン供給を凍結したとの情報もある。ロシアはインドに対し、パキスタンへの武器輸出を行わないと言明しているため、中国がロシア製のRD−93を積んだ梟龍(FC−1)などを第三国へ輸出することを阻む狙いもあるとみられる。

ファーンバラ国際航空ショーは、世界3大航空ショーの1つに数えられる、世界で最も影響力を持つ航空宇宙技術、軍事技術の展覧ショーで、今回は世界35の国・地域から1400以上の企業が参加している。(翻訳・編集/HA)

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