09年の海外直接投資8.3兆円、世界第2の外資吸収国に―中国

Record China    2010年7月26日(月) 8時2分

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23日、国際連合貿易開発会議投資・企業局の局長はこのほど、09年の中国の海外直接投資(FDI)の流入額は約950億ドル(約8兆3000億円)で、米国に次ぎ世界第2位になったと述べた。写真は海南省海口市の建築現場。

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2010年7月23日、国際連合貿易開発会議(UNCTAD)投資・企業局のジャン暁寧(ジャン・シャオニン)局長はこのほど、「2010年世界投資報告書(World Investment Report 2010)」発表会の席上、09年の中国の海外直接投資(FDI)の流入額は約950億ドル(約8兆3000億円)で、米国に次ぎ世界第2位になったと述べた。新華社通信(電子版)が伝えた。

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局長は、2010年の中国の外資吸収は安定増加の様相を保っており、世論にあるような外資吸収の環境が悪化するような問題はないと述べた。中国の産業構造レベルが上がり、世界経済が再び均衡を取ったことが中国の外資吸収政策に若干変化をもたらしたが、この変化は全体的に見て外資吸収に有利なものであるとした。また、労働集約型、あるいは高エネルギー消費、高汚染、資源消費型の「両高一資」と呼ばれる外資企業には一定の影響を及ぼしているが、ハイテクや高付加価値製品を持つ外資企業にとっては発展のチャンスと言えるだろうと述べた。

さらに、中国にとって特に製造業分野における海外投資の継続拡大は経済の持続的発展のための必然的な要求となっており、中国経済は総合的に見てすでに海外投資の大規模成長の段階に入っているとし、現在の海外投資1と吸収投資2という割合から、近い将来1:1になるだろうとみている。

同報告書によると、2010年の世界全体におけるFDI流入額は1兆2000億ドル(約105兆円)以上になることが見込まれ、2012年には1兆6000億〜2兆ドル(約140兆〜175兆円)に達し、08年のレベルに戻るだろうとみられている。(翻訳・編集/中原)

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