最高値更新続く書画の落札価格!行き場失ったホットマネーが美術品市場に流入―中国

Record China    2010年7月8日(木) 7時5分

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5日、韓国メディアの報道によると、中国の不動産市場や株式市場の低迷によって行き場を失った“ホットマネー”が、芸術品市場に大量に流入している。写真は中国の近代画家・張大千の作品。

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2010年7月5日、韓国メディアの報道によると、中国の不動産市場や株式市場の低迷によって行き場を失った“ホットマネー”が、美術品市場に大量に流入している。6日付で法制晩報が伝えた。

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中国の美術品オークション市場では、最近続けて最高落札額を更新した。5月初旬、中国の近代画家・張大千(ジャン・ダーチエン、1899〜1983年)の作品「愛痕湖」の落札価格が、中国近現代の作品としては史上初めて1億元(約13億円)を超えた。

続いて6月初旬、宋代(961〜1127年)の書道家・黄庭堅(ホアン・ティンジエン、1045〜1105年)の作品「砥柱銘」が、中国の芸術品オークション史上最高額の4億3680万元(約56億7800万円)で落札されるなど、過熱ぶりは留まるところを知らない。

関係者によると、古代作品は点数が少なく投機には向かないため比較的入手がしやすく、オークション市場のシンボルとなるような近代・現代の作品が投機の対象になっているという。その中でも特に、張大千と斉白石(チー・バイシー、1864〜1957年)に人気が集まっており、斉白石の作品も9000万元(約11億7700万円)以上の高額で取引されている。

また、海外企業のレポートによると、中国における3大投資事業のうち、金融業に対する投資収益率は15%、不動産業は同約20%で、芸術品コレクションに対する投資収益率が30%と最も高い。推計ですでに約1000億元(約1兆3000億円)が芸術品市場に流入しているという。(翻訳・編集/HA)

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