2010年6月15日、すでに佳境に入った月9ドラマ「月の恋人〜Moon Lovers〜」でヒロインを演じている台湾出身の女優リン・チーリン(林志玲)が、撮影の合間を縫って渡英し、英国上流社会の夏の一大イベント・ロイヤルアスコット競馬に参加した。聯合早報の21日付の報道。

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毎年6月に英国王室が主催し、300年の歴史を持つ競馬レース・ロイヤルアスコット。エリザベス女王をはじめとする各界の名士30万人が30レースを観戦する。男性はシルクハットにモーニング、女性は帽子着用と盛装を競い合う場ともなっているが、チーリンは丸襟に7分袖の淡いベージュのスーツと大輪の花をあしらった帽子で登場し、控え目な東洋女性らしい美をアピール。左手首には、イメージキャラクターを務めるスイスの高級腕時計・ロンジンが光っていた。

連日のハードスケジュールを縫って、つかの間の休息気分で意気揚々と渡英したチーリンだが、はるばる彼女を追ってきた中華系の記者らからは酷な質問が集中した。その質問とは、現在出演中の「月コイ」視聴率に関するものである。

キムタク主演作としては、過去14年で最低視聴率を記録した同作。前回(第6回)のOAはW杯人気も影響したのか、わずか13．4％と驚くべき数字を出し、フジテレビの関係者も茫然としたという。不人気を受け、同作は7月5日OAの第8回で繰り上げ終了とも報じられている。

紳士淑女の由緒ある集いの場でこれについて尋ねられたチーリンは、珍しく少々おかんむりの様子。本来ならウィットのきいた切り返しが得意のはずなのだが、「なぜみんな視聴率の話ばかりするのかしら。わたし自身、この結果には少しがっかりしているし、もっと成果を出したいとは思っている」と、やるせない様子を見せた。

さらに、「共演の篠原涼子と比べ、演技面で及ばない」と報じられていることについては、「わたしは篠原さんの一ファンとして、彼女と自分が比較の対象になるとはそもそも考えていない。彼女はサバサバしてとてもかわいらしい女性で、わたしはいつも彼女を慕って妹のように接していただいている。まさか、彼女と張り合うなんてありえない」ときっぱり。しかし、来年のスケジュール次第では、演技の勉強をしたいとの考えも漏らした。(翻訳・編集/愛玉)