80年代以降生まれの「新世代農民工」約1億人、うち80%が独身―中国

Record China    2010年6月24日(木) 10時7分

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21日、全国総工会新世代農民工問題課題グループが刊行した「新世代農民工問題に関する研究レポート」によると、中国の新世代の農民工は約1億人存在し、そのうち独身者が約80%を占めていることが分かった。写真は若年層の農民工。

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2010年6月21日、全国総工会新世代農民工問題課題グループが刊行した「新世代農民工問題に関する研究レポート」によると、中国の新世代の農民工は約1億人存在し、そのうち独身者が約80%を占めていることが分かった。工人日報が伝えた。

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レポートによると、新世代の農民工とは、1980年代以降の出生者でかつ16歳以上(つまり16〜30歳)の農村戸籍者で、本籍地を離れて農業以外に従事する労働者を指す。中国国家統計局のデータでは、全国の09年の農民工の総数は約2億3000万人で、うち本籍地以外で就業する農民工は約1億5000万人、さらにそのうち16〜30歳は61.6%を占めている。このデータから、新世代の農民工は約8900万人と推察される。

また、本籍地で働く農民工8445万人の中にも、1980年代以降の出生者は約1000万人存在するとされているため、広義での新世代の農民工は合計約1億人とみられている。

新世代の農民工の平均年齢は約23歳で、09年の調査では、既婚者は約20%に過ぎなかった。一方、国務院研究室が06年に公布した「中国農民工調査研究レポート」では、当時の農民工は80%以上が既婚者。従来の農民工とはこの点に大きな差がみられる。つまり新世代の農民工は「巨大な独身者のグループ」を構成しており、彼らは出稼ぎ労働者として働く場所で、恋愛・結婚・出産・教育など、人生のさまざまな問題を解決する必要があり、政府にとって無視出来ない大きな存在となっている。(翻訳・編集/HA)

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