<サッカーW杯>各国選手団のユニフォーム受注戦、大手2社が圧勝=北朝鮮も中国製を蹴る―中国紙

Record China    2010年6月9日(水) 16時50分

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8日、開幕を控えたサッカー・ワールドカップにおいて、中国のスポーツブランドをユニフォームに採用するチームは「ゼロ」になった。結果、ナイキ社とアディダス社、二大大手によって壟断される形となった。

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2010年6月8日付の南方都市報によると、11日に開幕するサッカー・FIFAワールドカップにおいて、中国のスポーツブランドを公式ユニフォームに採用するチームは「ゼロ」になった。北朝鮮代表は予選の段階で中国・ERKE(鴻星爾克)社のユニフォームを採用していたが、決勝では着用しないことになった。出場チーム全体では、ナイキ社とアディダス社の二大ブランドによって壟断される形となった。

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北朝鮮代表は、昨年のアジア地区予選において、中国「ERKE」社と200万ドル契約で同社のユニフォームを採用したが、今回はイタリア製に乗り換えることになった。この結果、W杯参加32チームが採用する公式ユニフォームは、アディダス社が12チーム、ナイキ社が9チーム、プーマ社が7チーム、ナイキ社が買収したアンブロ社、スペインのホマ社、アメリカのブルックス社がそれぞれ1チームとなった。

採用チームが最多のアディダス社CEOヘルベルト・ハイナー氏は、「我々の主力製品はサッカー用品。W杯は世界を巻き込むイベントであるというだけではなく、わが社のサッカー製品を世界に披露する場でもある」と語る。

中国の某スポーツブランド関係者は、「大会期間中、各社ともにサッカー関連製品のマーケティングに努めることになる。ゴールデンタイムのテレビCMに多額の資金を投入するなどということもあるが、この状況下で、中国メーカーが世界の一流ブランドと渡り合うのは決して効果的とはいえない」と語る。なお、中国の代表的なスポーツ用品ブランドは、主にバスケットボール用品で有名なANTA(安踏)やLiNing(李寧)など。ERKEはテニス用品で有名。(翻訳・編集/小坂)

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