2010年6月1日、上海万博のスイス館屋上に設置されている観覧用リフトが突然停止し、乗客が約20分後に救出される事故が発生した。2日付で新民網が伝えた。

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事故当時、リフトに乗っていた乗客によると、走行していたリフトは途中で突然停止した。その後係員が来て、地面近くまで到達していたリフトの乗客を誘導して救出したものの、一部の乗客は宙づりのままリフトに残されたという。

地上で見ていた中年女性は「2歳になる孫を抱いた夫がまだ上空のリフトに取り残されている」と心配な様子で語り、「もう20分近くもこの状態が続いている」といら立ちをあらわにした。

約20分後、係員がスイス館の屋上に登るなどして、残された乗客全員を救出。係員は「こんなことはめったに発生しない」と語ったのみで、事故の原因については明らかにしなかった。リフトはスイス製。

一方、リフトに乗るために並んでいたある女性は、事故の発生にもかかわらず、「もう3時間も並んでいるのでやっぱり乗りたい」と語っていた。（翻訳・編集/HA）