<日本人が見た中国>高揚感欠ける街?「大阪万博超えられない」=早々と強制動員懸念する声も―上海市

Record China    2010年5月20日(木) 12時58分

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2010年5月、中国駐在を経験した日本人によるブログ「茶旅」はこのほど、意外に静かで高揚感に欠ける上海万博現地の街の様子を紹介した。「このままでは大阪万博の入場者数を超えられない」として早々と強制動員を懸念する声も聞かれたという。写真は日本館の展示。

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2010年5月、中国駐在を経験した日本人によるブログ「茶旅」はこのほど、意外に静かで高揚感に欠ける上海万博現地の街の様子を紹介した。それによると、「このままでは大阪万博の入場者数を超えられない」として早々と強制動員を懸念する声も聞かれたという。以下は同ブログから。

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所要で上海に行ってきました。GW中、日本では各テレビ局が有名人を派遣するなどして万博報道を大量に流していましたが、問題をあげつらうもの、経済発展を賞賛するもの、などいろいろありました。しかし現地に住む人々と話しても、特に盛り上がっている様子はありませんでした(本人は会場に行っていませんが)。小学生のころの大阪万博は何となく社会の高揚感があった気がするのですが。

「このままでは大阪万博の入場者数を超えられない。どれだけの人が強制的に動員されるのか」といった声も聞かれ、北京オリンピックを思い出しました。人気のない競技に小学生(課外学習)を動員して、さも観客が多いかのように見せているケースがありました。知り合いの子供はルールも分からない野球の試合を30℃を越す炎天下の中、数時間も見せられ、体調を崩したと言っていました。万博では少なくともこのようなことが無いように、お願いしたいものです。

万博の恩恵でしょうか、上海の地下鉄は急速に充実していました。虹橋から豫園まで行こうとすると、以前は乗り換えが必要でしたが、5月からは10号線の開通により1本で行けました。この線、虹橋空港から私が留学した北東の大学まで驚くべき長い距離を運行しているようです。便利になるスピードが速いのが上海の特徴でしょうか。地下部分だけでは既に上海は東京の地下鉄を越えている、ことを実感しました。

なお上海の不動産は高くなり過ぎたが、バブルではない、というのがある程度のコンセンサスのようです。政府の出す不動産価格抑制策により一時的に様子見に入っているが、価格が下がれば買いが入る、そんな雰囲気はありましたね。日本のテレビが流す「中国バブルはいつ崩壊するのか」といった話は全く聞かれない状況です。バブルの程度の捕らえ方の差かもしれませんね。(編集・NK)

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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