GDPで追い抜いても日本は中国の先生=中国経済が抱える悩み―米華字メディア

Record China    2010年5月16日(日) 10時22分

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13日、米華字メディア・世界新聞網は「『日本を超えた』中国経済=喜び半分、不安半分」と題した記事を掲載した。日本を抜き世界第2位の経済体となることが確実となった中国、しかしなお多くの問題を抱えている。写真は安徽省の製鉄企業。

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2010年5月13日、米華字メディア・世界新聞網は「『日本を超えた』中国経済=喜び半分、不安半分」と題した記事を掲載した。14日、環球時報が伝えた。

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今年第1四半期、中国は11.9%という高成長を記録した。第2四半期も10.7%と二桁成長が予想される。日本も今年第1四半期に2.4%と予想を上回る成長を実現したが、中国との成長率の差は明らか。とりわけ日本は政府債務が積み上がり、第二のギリシャになるとの懸念までささやかれている。第2四半期に日中のGDPが逆転することはほぼ確実となった。

日本を抜き世界第2位の経済国家となる中国。うれしいニュースである半面、不安もある。まず中国経済の量と質をどう見るかだ。現在、中国のGDPにはどれだけの水増しがあるのだろうか。それを差し引けば、日本を追い抜くといってもさほど差はないだろう。質、すなわち1人当たりGDPで見れば中国は明らかに世界第2位ではない。

量と質の双方に問題がありつつも、国際社会の中国に対する圧力は高まるだろう。さらに経済成長モデルが転換期を迎えていることも考慮しなければならない。これらの問題の解決は容易ではない。中国が歩まなければならない道はまだ遠い。ただ間違いないのは「日本を師として仰ぐこと」を忘れてはならないという点だろう。(翻訳・編集/KT)

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