<調査>8割以上が子供時代に「作文でっち上げ」―中国

Record China    2010年5月12日(水) 23時33分

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11日、中国人の8割以上が子供の頃に「でっち上げの作文」を書いたことがあることが分かった。写真は卒業時に自作の作文集を手にする河南省の小学生。

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2010年5月11日、中国人の8割以上が子供の頃に「でっち上げの作文」を書いたことがあることが分かった。中国青年報が伝えた。

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中国青年報社会調査センターが調査サイト「民意中国網」などを通じてアンケート調査を行った。回答者は計2639人で、51.0%が80年代生まれ、32.5%が70年代生まれだった。「子供の頃にでっち上げの作文を書いたことがあるか?」との問いに、83.3%が「ある」と回答。「絶対にない」は10.8%、「覚えていない」は5.9%だった。作文をでっちあげる理由について、76.7%が「実体験が乏しい」、69.3%が「生活を観察する能力に欠けている」と答えた。

同センター少年児童研究所の孫宏艶(スン・ホンイエン)所長は子供が作文を書く時に遭遇する問題点として、「実体験が少ないため感受性が乏しい」「学校で習った通りに書かないと点がもらえない」という2点を挙げた。調査でも、50.2%が「評価基準に問題がある」と答えている。

清華大学哲学部の肖鷹(シャオ・イン)教授によると、子供はでっち上げの作文を書き続けることでウソをつくことに罪悪感がなくなる。そのため、「小さい頃から社会生活では『誠実や責任』を重視すべきだと教え、作文にも真実を書くよう指導することが大切」と指摘。「今の中国社会全体に誠実さが足りないのは、でっち上げの作文が深く影響していると言っても過言ではない」とした。(翻訳・編集/NN)

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