<青海地震>胡主席が残した黒板の字が文化財として永久保存、ネットユーザーは猛批判―中国

Record China    2010年5月1日(土) 14時32分

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4月30日、青海地震の被災地を訪問した胡錦濤主席が黒板に残した文字が博物館で永久保存されることがこのほど決まり、一部の国民から批判の声が上がっているという。

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2010年4月30日、香港紙・明報は、記事「胡錦濤が字を書いた黒板が文化財に、ネットユーザーは『おべんちゃらだ』と激怒」を掲載した。

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4月18日、胡錦濤(フー・ジンタオ)中国国家主席は青海地震被災地の学校を訪問し、孤児たちと会った。その際、黒板に「新しい学校はきっとできる!新しい家はきっとできる!」の文字を書き、子どもたちを激励した。

問題はここから。なんとこの黒板が青海省公文書館に運ばれ、永久保存されることが決まったのだ。消えやすいチョークの字を保存するために、著名な公文書保護の専門家である陝西師範大学化学・材料科学学院の李玉虎(リー・ユーフー)教授らが現地に出向き、保存方法を検討するほどの念の入れようだ。李教授は黒板の大きさに合わせた特製の「防火・防虫・防カビの密閉容器」を製造するべきと提言している。

このニュースは中国本土ネットユーザーの反発を招いた。記事によると、中国最大のポータルサイト・新浪網には38万件もの書き込みが寄せられたというが、いずれも批判的なもので検閲・削除された。表示可能なものは10件に満たないという。

あるネットユーザーは最近頻発している幼稚園や小学校の襲撃事件を取り上げ、「黒板の保存の前に、まず子どもたちの保護を」と訴えた。また、別のネットユーザーは「国家主席が外国を訪問すると、飛行機を出迎えるために現地華人・華僑が動員される。胡主席はそれをとりやめるよう命じたが、結局、一部の“奴隷”は自ら皇帝のお心をおもいはかって下劣なことをするんだ」と過激に批判している。(翻訳・編集/KT)

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