中国在米副領事を現地当局が拘束、車のナンバープレート不携帯で―米・ヒューストン

Record China    2010年4月30日(金) 14時26分

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24日夜(現地時間)、中国在ヒューストン総領事館の副総領事が領事館の敷地内で現地警察に拘束され、その際に負傷した事件について、同総領事館と米国務院は29日に声明を発表した。写真は副総領事が搬送された現地の病院。

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2010年4月24日夜(現地時間)、中国在ヒューストン総領事館の副総領事が領事館の敷地内で現地警察に拘束され、その際に負傷した事件について、同総領事館と米国務院は29日に声明を発表した。29日付で中国英字紙・チャイナデイリーが伝えた。

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米・CBS放送など複数メディアの報道をまとめると、事件の経過は以下の通り。

今月24日、中国在ヒューストン総領事館の副総領事が現地で車を運転中、乗車していた車にナンバープレートがついていなかったため、現地警察に停車を命じられるがそのまま運転を続行し領事館の車庫に入ったところ、複数の警察官がその身柄を拘束しようと試みた。その際、副総領事は腕と首に負傷し、その場で近くの病院に搬送された。現在は退院し、業務に戻っている。当局は事件当時、現場が中国領事館とは知らなかったとされているが、現在までのところコメントは発表していない。

同総領事館の報道官は、「詳細は現在調査中」としており、中国政府側が、外交特権を定義付けた「領事関係に関するウィーン条約」などに基づき、すでに米政府に抗議を申し入れたと発表した。米国務院も「事件を厳粛に受け止め、詳細を調査中」との声明を29日に発表している。

報道に対するネット上の反応は割れている。「当局が総領事の乗った車を外交車両と知らなかったはずはない」「現地ではナンバープレートの盗難はよくあること」「このような措置は米国の公民に対するものと平等に行われたもの」「ナンバープレートの件はただの口実で、別件で拘束を試みたのでは」などの意見が飛んでいる。(翻訳・編集/愛玉)

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